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映画 ミルク

映画 ミルク

恵比寿で国際最基準に則ったエステティックを提供するサロン『オリエンタルボーテHIROO』の吉田久美子です。

アカデミー賞を受賞した話題の映画『ミルク』を観て来ました。祭日とあって映画館は混み込みでした。平日の昼間しか映画館に行かない私はちょっとびっくり。

やはり、日曜祭日は混むんだなと実感しました。この映画は70年代のアメリカで初めてゲイをカムアウトして公職についた『ハーヴィ ミルク』という実在の人をとりあげた映画です。私は知らなかったのですが、70年代はゲイを隠して生きていかなければいけない時代だったんですね・・・。同性愛者と小児性愛者が同じくくりになっている時代の話です。

あの時代にマイノリティの権利を主張し、殺されるかも知れない危険をわかりつつ胸をはって壇上に上がるミルクの姿に感動しました。ミルク役のショーンペンがいいんですよ。けして強くない風貌でプライベートでも悩みを抱える完璧でない人物像がよりリアルに感じました。

ミルクは過去4人関係をもち、うち3人は自殺未遂、1人は自殺という悲しい過去をもっていて、『いつまでもクローゼットの中で隠れているのはイヤだ』と多くの悩めるゲイのために立ち上がる姿は涙ものでした。

悲しい最期をとげるのですが、ミルクと一緒に戦った仲間が今でも活躍しているところも良かったです。サントラも70年代のかおり満載でいい。ただ、前の席のカップルが最悪でした。上映途中で彼女が堂々とトイレに立ち、戻ってくるなよと祈りましたが、堂々と戻ってきて(怒)、隣の彼氏は背が高く、頭が邪魔で字幕が半分しか見えませんでした・・・。またみたい映画です。

2009/05/08

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