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映画『レスラー』

映画 レスラー

恵比寿で国際最基準に則ったエステティックを提供するサロン『オリエンタルボーテHIROO』の吉田久美子です。

観て来ました。ただ、おっさんがやたらと多くてびっくり!!。

プロレスファンがみたくなるのかしら・・・。レディースデーなのにおやじ8割デーでした(どーゆーこと?)。しかもスキンヘッドとかもいてコワイ・・・。

内容はですね、一度栄光を手にしたプロレスラーが全てを失い、再度試合にかけるみたいな内容だと聞いていたので『ロッキー』みたいな感じと思いきや、地味~に淡々と進んでいくんですよ。しかも全て失ったままの主人公が痛すぎ。

なんか、ミッキーロークの人生と主人公のランディがどうしてもかぶってしまうんですよね・・・。あの、全身で語る圧倒的な存在感はすごい。盛り上りや派手な演出を抑えている分、重みを感じました。なんだか、ぼろぼろのミッキーロークを見ていると悲しくなるような、ここまでできることに尊敬してしまうような複雑な気分でした。

映画の中では、試合を盛り上げる為にカッターナイフの刃でこっそり自らの額を切りつけ、流れた血を顔にのばして観客を興奮させるシーンが印象的でした。たぶん、プロとしてファンがいると、自分を傷つけてまで血を流そうとするのは少しわかる気がしましたね。

求めてくれる人のために実際は血を流さなくても、心で血を流すくらい頑張っている人は世の中にたくさんいるでしょうね。

だから、そこまでやるのか的な痛いシーンが多いのですが、その心理はなんとなくわかる気がします。不器用だけど、プロレスしか出来ない主人公がとても魅力的でした。ミッキーロークは整形に失敗したとか聞いてましたが、ごつい体に似合わないかわいい目をしててチャーミングでしたよ~。ヴェネチア国際映画賞金獅子賞受賞だけあるすごい映画でした。でも、女子にはお薦めしないかも。

2009/07/03

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