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映画 なくもんか
クドカン脚本の映画で大好きな阿部サダヲ主演となれば見ますよ。
とても楽しい映画でした。「なくもんか」というわりに阿部サダヲが初めっから泣きっぱなしで笑えました。瑛太や塚本くんら男前も出てましたが、脇を固める個性的な俳優さんが最高でしたね。特に「いしだあゆみ」はすごい。かつての美人女優があんな個性的な演技ができるなんてほんとすごい。そして、「おひょいさん」もちょい役なんですがものすごく笑えた。クドカンの脚本は細かいところが面白くてどこも見逃せない。そして観た後になにも残らない(笑)気分転換には最高の映画でした。
その後『ヴィヨンの妻』を観ました。この本は読んだことがないのですが、太宰治の世界を忠実に再現している気がしました。学生の頃読んだ太宰治のことがよみがえりました。
言葉の使い方がなんとも太宰らしい。
地味ですが非常に味のある映画でした。
松たか子演じる『サチ』のダメ旦那を支える健気な姿は『なし』という人が多いと思いますが、私は『あり』ですね。
最近、テレビドラマの『JIN』とか見てても思うのですが、綺麗な日本語を使っていた頃の日本人は生き方も美しかったような気がします。
潔く、身の丈を知り、礼をつくすようなのが日本人だったような・・・。言葉って大事ですね。
いつもぺこちゃんに『ちげーよっ』と悪態をついている私は何人かしら・・・。